日蓮正宗 根室山 法海寺

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【崇教真光】

手かざしにご注意を

「手をかざす、運命がひらく」(崇教真光ホームページ)
そんな謳(うた)い文句で信者を獲得する新興宗教・崇教真光は、
「手をかざし、手のひらから高次元の光を放射して、
一切を浄め、あらゆる問題を解決していく業(わざ)」(同)
と、まるでテレビゲームの必殺技のように、”手かざし”を紹介。さらに、
「真光の業によって、神のみ光を受けると、知らず知らずのうちに、魂と心、
そして、肉体までもが浄められ、不幸の原因が解消されていきます。」(同)
などと、怪しいと思わずにいられない触れ込み。
何とも胡散(うさん)臭い教団です。


”手かざし”って何?
そんな”手かざし”を、人類の抱える「不幸の原因」を浄化するものとしており、
原因を三つ、

①霊が人に取り憑(つ)くことによって心や肉体を蝕(むしば)み苦しめられる「霊障」
②前世に積んだ業(ごう)や先祖から受け継いだ業である「霊的曇り」
③薬剤・食品添加物・農薬などの化学合成物質によって病気が引き起こされる「毒気(どっけ)」

に括(くく)る。特に、不幸の原因のほとんどは「霊障」によるそうだ。

これら不幸の原因で汚れた人類が住む世界を、浄化するのが神様の役目で、
信者が”神の子”として「真光の業・お清め」いわゆる”手かざし”をしていくことで
人類を救えると言って、少しばかりの使命感もくすぐる、
新興宗教の常套(じょうとう)手段も見られる。


何でもありの”手かざし”
さらに、”手かざし”は傷の回復を早め、大病を治し、
経済に苦しむ人の暮らしを楽にし、何と、
「何にでもできます。”手をかざすことによって、
死にかけた動物が蘇(よみがえ)ったり、動かなくなった機械が動き出したり、
作物がぐんぐんと生長したり、常識では考えられないことが次々を起きます」(同)

と死にかけた生き物から機械に至るまで、何にも効くそうだ。

その万能超絶技がどれほど厳しい修行で身につくのかと思えば・・たったの三日間!
その後は月々五百円の
「霊線保持御札(主神(スしん)から神の光を受信する料金)」
を支払えば、もれなく神の力を使い放題となる、とのこと。

人類の命運が三日の研修と毎月五百円の受信料で解決とは、
宇宙法界の摂理をバカにするにも程がある。

病気が治った、お金を儲(もう)けたという体験もあると強弁するが、
彼らが功徳と感じている現象が仮にあったとしても、
まさに魔の現した利根と通力で、教団に繋(つな)ぎ止めようという
魔の企(たくら)みに過ぎない。

仏教では、
「魔にたぼらかされて通を現ずるか(中略)利根と通力とにはよるべからず」(御書 二三三㌻)
と説かれている。
まさに魔が持つ力、魔力は時に超能力のような現象を起こすが、
一年三年五年十年と長い目で人生を滅ぼし洗脳させる力がある。

因果無視の邪教団
そもそも、彼らの信仰の対象である
「御親元(みおやもとス)真光大御神(おおみかみ)」とやらは、
教祖の光玉(こうたま)が「啓示を受けた」と語るだけの実体なき神で、
「宇宙天地森羅万象を創造した実在神・主神」とか、
「あらゆる宗教で説く神や菩薩の大元」とか言うが、
その因果関係には全く触れていない。

教義とは、信仰の対象によって決定する。
故にデタラメな神なら、デタラメな教義しかならない。
それが道理というものである。

だから、”不幸の原因”を除く”として手かざししても、
相手を救うどころか、自他共に”魔の光”の害毒に犯されることにしかならない。

仏様はこのような因果を弁(わきま)えない外道に対し、

「因果を弁へざる事嬰児(ようじ)のごとし」(同 五二六㌻)

と仰せである。
因果を無視して”簡単””安い””万能”と、
好き勝手に教義を振りかざしているが、
それは理屈が判らずに喚(わめ)く幼子(おさなご)と何ら変わらない。

どんなデタラメ教団でも、
信者を悪道に堕(お)とし不幸にする魔力が用(はたら)く邪宗教団である。
(大白法 第九九一号 平成三十年十月十六日)

月額料金で助けてくれる神とは、ずいぶん現金な神である。
住職は過去真光に接触を試みましたが、
「いま忙しいから今度連絡する」
と答えて、永遠に返答がありません。
教義内容を聞いても「わからない」「答えられない」ばかりです。

宗教、信仰に知識のない人をターゲットにした新興宗教です。
あなたの身の周りに勧誘されている方がおられるならば、
洗脳される前に法海寺へ相談においでください。
全て解決します。